昨日の投資工学という授業を受けていて思いついたのが一つ。血液検査の道具を一般家庭、一般人に流通なんてできたらいかがだろうか? うちの大学で実験などしていると分かるのだけど、血液検査に限らず、検査・測定器具って高いです。市場も飽和していて、そのほとんどが、旧式から新製品への買い換えと、とても伸び悩んでいます。これらの器具を、安く、モバイル化して、一般家庭に普及させることはできないものでしょうか(もちろん安価にすることで、大学や研究所が使うような精度は期待できなくなるのですが)。そしてなぜ血液検査かというと、まぁ要はあることをするとかかる病気関連ですな。感染しないために一番よいのは生涯特定の相手としかその行為をしないことですが、それは現代のほとんどの人間にとってほぼ無理なことのようです。しかしそれならばせめて自分が感染していないか検査をしてほしいものですが、やはり「保健所」などという聞き慣れないところになかなか行く勇気みたいなものもないだろうし、病院で待って(あの時間だるいですよね)検査してもらって金払うのもなんだかなーって感じです。だからエイズの検査目的で献血する輩があとをたたないという由々しき事態になるのですが。僕は大学に入ってからそれなりに献血しているので分かるのですが、献血車って確かに、保健所などという聞き慣れぬ場所よりはずっと「入ってみよう」という気になると思いますし、そして献血に伴う検査はなんと言っても無料です。エイズに限らず、検査によって健康状態を知ることが目的で献血している人は少なくないと思います(そしてそれはもちろん悪いことではないと思いますが)。まあ、ここに書いても仕方がないことではありますが、エイズ検査は保健所にて、無料かつ匿名で受けられるそうなので、そっちに行ってください。献血は思い切り記名です。一度すれば登録もされると思いますし。ちなみにどうでもいいでしょうが、僕の血液型はO型でRh+、献血歴は五回です。採血された日は走れなかったり疲れやすかったり(元々疲れの塊のような人間ですが)しますが、そのために誰かの命が助かっているのならば喜ばしきことです。
さて、病院は煩わしいし、献血で検査したら嫌がられるし、保健所はなんかおっかないし、それが実状なので、家庭で使える血液検査器具なんてできたらどうだろう? というのが本題なのですね。まあ、まさか家庭で体内から血を抜き取るわけにはいかないだろうから、それをせずに血液を検査する技術の発達が待たれるところですが、結構猶予はないと思うのです。今や日本の風紀の乱れはすさまじく、数年後には若者のHIV感染率がものすごいこと(どれくらいかは忘れた)になったり、既に山手線環内の感染速度?がアメリカ全土を上回ったりしているそうですから。……でも感染していると分かればいいというものでもないですよね。感染してしまった人がヤケになって、不特定多数の異性と関係を持ちまくるというのはよく聞く……わけではないけれども、ありそうな話です。その関係も、お互いに同意しあって……であれば、巻き散らかされた方にもちょっと同情したくなくなりますが、無理矢理だったらかわいそうすぎるなんてものじゃないですよね。なんとかならないのでしょうか。
とにかく、少しでも病気って怖いと思っている人は、一番いいのは行為をしないこと、それは普通の人には無理だろうから、検査した上で感染していないと分かっている特定の相手としか関係を持たないこと(それを相手にも徹底させること)、そしてせめて必ず、一回や二回使わなくてもいいやではなく、ゴムは使うようにして欲しいですなぁ。(・ω・) でも繰り返しになるけれども、一番の予防法は「しないこと」ですからね! 最近電車に乗ると(田舎だから乗らないって人はご勘弁)、公共広告機構の「彼氏のモトカノのモトカレを知っていますか」という中吊り広告が目に入ることがあるけれども、あれは「もしあなたの彼氏のモトカノのモトカレがHIV感染者だったとしたら、あなたにも感染しているかもしれないのですよ!」という意味ですからね。不特定多数としなければ平気ってことは決してないのです! まぁ……確かに、不特定多数としなければ、感染する可能性はぐっと下がりますが、それでももし感染してしまった場合に、あなたは「運が悪かった」で納得できるでしょうか?
<昨日の主な成果>
憂鬱 錬金術:66.2>67.3